
冬眠中のウチの子たちの健康祈願の為に亀節を買ってきた。 冬の飼い主は無事を祈る事位で殆どする事が無い。 コイツを削って熱々のご飯にかけて旨旨なだけ。 それで良いのだ。(笑) Amazonで済まそうと思ったけれど、出品者の実店舗がさほど遠くない場所にあったので、出向くことにした。


折角なら良いものを買うというのが何時ものスタイル。 本場鹿児島県産の本枯れ鰹節というのに惹かれた。 鰹節の中でも熟成期間の一番長いのが本枯れ。 普通は背側の雄節と腹側の雌節に別れている。 お目当ての亀節は背腹に分けられない小ぶりな物から作られる。 その平べったい形状を亀の甲羅に見立てて亀節と呼ばれる。 愛想の良い女将さんと少し話して亀節大を購入。 口が裂けても冬眠中のニホンイシガメの健康祈願とは明かさなかった。(笑)
さつま屋を出て物凄い事に気づいた。 お隣の店の看板が大きなウミガメだったのだ! 店のシャッターは半開きで営業している様には見えない。 慌てて店に戻って女将さんにお隣の事を訊いてみた。 どうやら鼈甲細工の店らしいが、余り分からないとのこと。 家に帰って調べてみると、江戸蒔絵を手掛ける深山蒔絵研究会だと分かった。 その工芸品として鼈甲細工も手がけているらしい。 決して鼈甲細工の文化を否定するつもりは毛頭ないが、亀好きとしては鼈甲製品は頂けない。 基本的に種の保存を脅かすような象牙や鼈甲は決して欲してはいけないと思う。 ただしである。 印旛沼で繁殖するカミツキガメの駆除個体の甲羅が鼈甲に使えないかと密かに思っていた。 今度もし機会があったら、こちらに訊いてみよう。 あくまで蒔絵が本業だろうから話が噛み合わないかな。(カミツキガメだけに) その前に千葉県が駆除個体をどう対処しているのか知らないけど。

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