ウチの亀池には上陸用のスロープが設置してある。 皆が登りやすい様に、緩やかな傾斜で、爪の掛かり易い網目があり、幅も広い。 しかしそれでもスロープ以外の場所から攀じ登ろうとする時がある。 一見無謀な行為に見えるが、大抵の場合は最終的に上陸に成功する。 ニホンイシガメは生物的に良く出来ているなぁ、と熟感心する。 亀池の壁面は滑らかで爪の掛かる余地はないので、岸に前肢をかけても後肢での後押しは出来ない。 首を最大に伸ばして、前足を中心に重心を頭側へ移して後肢も岸に掛けているのだ。 重量バランスが絶妙に良く出来ている。
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