亀池の主達は相変わらず池底を徘徊するのみで上陸の気配はない。 先日冬眠中の池に水中カメラを入れて皆の潜伏場所と無事は確認できていた。 しかし実は♂(恐らくサワぢ)の1匹だけ、微かにしか動かず未だ深い眠りの最中の様子だった。 その後も池底に3匹の亀影は確認できるものの、1匹だけ動きのない個体がとても気がかりだった。 今日亀池を眺めていると、フラフラの状態の♂(恐らくサワぢ)の姿が水中に見えた。 スロープに横から前足だけを掛けて無理やりに登ろうとしている。 兎に角力なく、何度も掛けた前足が外れそうだ。 いい加減手助けしてやりたい程、脆弱な状態だった。 やっとのこと後ろ足もスロープに掛かり、何とか水面から顔を出した。 目蓋を何度もゆっくりと瞬き、息をしているのが分かった。 きっとこの瞬間に何ヶ月ぶりの肺呼吸をしたのだろう。 水温は未だ12℃程度しかない。 早く4匹揃ってノンビリと甲羅干しをする姿を見たいものだ。
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