陽射しもあり暖かい午後、久しぶりに亀池をずっと眺めていました。
亀池の住人達は皆全く人慣れしておらず、近づくと物陰に潜んでしまいます。
しかし此方が微動だにせずにいると徐々に油断をして姿を現します。
折角なのでほんの少しだけメダカの餌も撒いてみました。
先ず最初に現れたのはミナミメダカ達。
小さいのに冬でも闊達に泳ぎ、水面の餌をパクパク始めました。
次に現れたのは4匹のキンブナ。
用心深く水面の餌目掛けて上がってきて直ぐに底へ戻る繰り返し。
夏と変わらぬ素早さです。
徐々に餌が底へも落ちたのでしょう。
ヒガシシマドジョウ達が水底に登場しモフモフ始めました。
特に痩せる様子もなく皆元気そうです。
そして魚達の騒ぎに起こされたのかニホンイシガメも姿を現しました。
最初1匹が物陰から別の物陰へ移動すると押し出されるように別の個体が出てきて、また別の物陰へ。
そうやって玉突き式に順繰りに場所を交代して、幸運にも4匹の無事を確認することが出来ました。
息継ぎに水面へ上がってくる事なく水底をのそのそと移動する彼らを見て思いました。
亀の腸呼吸は思っているよりも使い道が広く、代謝が下がれば別に仮死状態でなくとも呼吸を賄えるらしい。
ウチの子達が元気に冬眠明けを迎えることを願って止まない。
小春日和に我思ふ。
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